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滞留在庫を溜めることで発生するデメリットとは?

Posted : 2021.12.08

「滞留在庫が溜まってきてしまったけど、なんで溜めていてはよくないのかわからない」
「溜めて置いておけばそのうち売れるから捨ててしまうなんてもったいない!」
このようにお考えの業者様もいらっしゃるのではないでしょうか?

確かに滞留在庫とは言え、在庫には変わりありません。
ですが、滞留在庫を溜めこんでしまっている会社は決していい状態とは言えません。

では、なぜいい状態とは言えないのか。
滞留在庫がもたらすデメリットについて今回は解説していきたいと思います。



滞留在庫が溜まっていくとなぜよくないのか


まず、滞留在庫とは仕入れたものが売れずに売れ残ってしまった在庫のことを指します。
滞留在庫が溜まってしまっている状態と新しいものが常に回っている状態は、
見た目は同じでも、会社の状態は全く違います。

なにが違うのかといいますと、商品が売れる可能性、つまり在庫の回転率が全く違うのです。






滞留在庫が溜まって発生するデメリット


滞留在庫が溜まっていっても自社にとって損はないと思ってませんか?
答えは、損はあります。ましてや損しかありません。
滞留在庫を溜めることで場所のコストが通常よりもはるかに多くかかっています。

また、棚卸の際や、決算月で在庫の確認をする際、売れる可能性がないような商品でも数えなければなりません。




仕入れることができない


上記でお伝えしたように、滞留在庫によってスペースが減少すると
仕入れの際も、滞留在庫によって使用してしまっているスペース以外の場所に置かなければなりません。
売れ行きのいい商品ですら仕入れ数を滞留在庫が原因で調整しなければならない場合もあります。

滞留在庫を溜めてしまうと、売れる可能性の高い商品の仕入れるスペースが小さくなり、
売上の向上につながらない場合が発生してきてしまいます。



悪循環が発生してしまう


上記の二つが起こり続けてしまうと、そのことが悪循環となって染みついてしまいます。
滞留在庫を減らす行動をとらないと、滞留在庫によってスペースがどんどん取られて行ってしまい、
新しい商品を仕入れるスペースが狭まっていき、最悪の場合滞留在庫であふれる会社になってしまいます。




まとめ


在庫は、溜めていてもいいことは絶対にありません。

溜まりすぎてしまう前に、滞留在庫が溜まってしまったらどう処理するのか、という事をしっかり決めておくことが
会社の損を抑えることに繋がるでしょう。

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